古代の人々は、太陽の光、月のめぐり、雨や風を、人間の力を越えたものと捉えていました。
そうであったからこそ、太陽に、月に、風に「神」を感じ、感謝の祈りを捧げました。
嵐や洪水、火山の噴火、地震といった天災には、
怖れとともに「神」からのメッセージを感じとりました。
そして、これ以上何かが起こらないようにと、「神を鎮める」ための神聖な祈りを捧げました。
この世界を、宇宙を創造し、万物に生命を与え、育む大いなる力を「神聖なるもの」、
つまり「神」と感じていたのです。
「神」によって命を与えられた自然の一部分として、人が生かされていると実感していました。
また、目に見えない霊や魂の世界や、この世にいない祖先を感じとる力を持ち、
見えないみ霊の世界に対しても畏れと敬意をはらって生きていました。
現代に生きる私たちは、文明の進歩とともに、
多くのモノや情報の中にいて、「神」を感じる力を失いつつあります。
目にみえるものばかりに気をとられ、目まぐるしく変わる価値観や利便性に眼を奪われ、
多くの人が何を中心に考えて暮らすべきかを感じとる力を失い、日々に追われ、
与えられた恵みに感謝することもなく、心のゆとりを失っているように見えます。
私たちの祖先が長い間、大切にしてきた自然に対する考え方に学び、
からだも心も本来のありように帰る手立てを教え、何をなすべきかを示してくれるのが、
真の道の教えです。
「祈ること」やさまざまな「行」によって、人が本来持っている野生の感力とたくましさを磨き、
大切な「神の声を聴く力」を取り戻すこと、神とともにある生活を勧めています。
神を感じ、神とともにあることによって、
おのずと自分のなすべきこと、天命へと導かれる道へと通じていくからです。
神に心が開かれていくと、そばにいる人、家族や友人、さらに多くの人に対しても心が開かれ、
神からの恵みを他にも分け与える心のゆとりが生まれます。
自らも他の人びとも、よい循環の中にあると、視点が変化していき、
変わらないと思われたことが変化したり、解決するという動きにもつながるのです。
また、どうしても解決の糸口が見つけられない問題については、
厳粛な決まり事の中で示される「神示」に問う、という手立てもあります。
このように、真の道の教えは、「神の力」が漠然としたものではなく、
太古から現在に至るまで日々の生活に働き、私たちをあるべき方向へ導くことを明確に示す、
揺るぎのない教えなのです。
明治43年 | 千葉県長生郡生まれ |
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昭和20年 | 中国にて現地召集 終戦と同時に抑留され、翌年帰国 |
昭和23年 | 心霊研究グループ有志により「千鳥会」結成 交霊会にて教えの根幹が次々示される |
昭和24年 | 初代教え主に就任し、「千鳥会」は宗教法人に |
昭和27年 | 宗教法人「真の道」と改称される |
昭和56年 | 享年72歳にて逝去 |
真の道開祖・萩原真師は、若くして再三中国大陸に渡り、大連、青島、上海、香港などを流浪。
大連にて、中国の易者から「天帝の意を悟り、不思議な力を得て、人々に道を説くに至るだろう」との予言を受ける。
大陸での数々の苦難の中で霊能力を磨かれ、戦争の敗北、原爆投下を暗示した予言など数多くの神示を受ける。
中国から帰国後、心霊研究グループ「千鳥会」を結成し、日本三大霊媒の一人として活躍。
後に「真の道」と名称を改め、初代教え主として真の道の指導神霊からの神示を取り次ぎ、教えの根幹を築いた。亡くなったのち、「道主」の称号を贈られた。
昭和20年 | 中国天津生まれ |
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昭和48年 | 真の道の宗教活動に専念する |
昭和52年 | 神示により、真の道副教え主に就任 |
昭和57年 | 前年の初代教え主・萩原真師逝去にともない、第二代教え主に就任 |
令和5年 | 第二代教え主引退 |
初代教え主・萩原真師の次男として、天津にて誕生、終戦後帰国。
昭和48年から真の道の宗教活動に専念し、初代教え主逝去にともない、昭和57年2月より、第二代教え主に就任する。
卓越した霊能力を発揮し、数々の神示を取り次ぎ、
道主・萩原真師の遺志を継いで、真の道の教えを広める。
感を受けて、国内のみならず世界各地に精力的に赴き、平和のための祈りを捧げる。
平成23年東日本大震災以降は、原子力発電所を含めた全ての核を廃絶するための祈り、天災の犠牲になられた多くのみ魂の慰霊に、全国の組手を巻き込んで熱心に取り組む。
昭和40年 | 青森市生まれ |
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平成6年 | 真の道に入信 |
平成16年 | 株式会社真葉ファミール代表取締役 |
平成25年 | 神事部長に就任/事務局長に就任 |
令和4年 | 責任役員に就任 |
令和6年 | 5月~ 第三代教え主に就任 |
令和5年5月第二代教え主引退に伴い、令和6年5月より、第三代教え主に就任する。
神事部長として神事全般に精通し、豊富な経験と卓越した直感力を活かして数々の祭・神示ユニワを審神者(サニワ)として仕切り、リーダーシップを発揮する。
年度/西暦 | 出来事 |
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昭和20年/1945 | 萩原真師(初代教え主)、中国にて現地召集。 洛陽で終戦を迎え、21年の復員まで抑留される。 真明師(第二代教え主)、帰国途中、天津にて誕生。 |
昭和23年/1948 | 心霊研究グループ有志により「千鳥会」結成。 機関誌「千鳥」発刊。 |
昭和24年/1949 | 萩原真師を教え主として「千鳥会」宗教法人となる。 |
昭和27年/1952 | 教団の名称が「千鳥会」から「真の道」に改称される。 |
昭和35年/1960 | 世田谷区代田に本部神殿建立。 |
昭和47年/1972 | 八王子市裏高尾町に「奥宮」建立、鎮座祭。 「神示集」発刊。 |
昭和52年/1977 | 真明師、神示により副教え主に就任。 |
昭和56年/1981 | 初代教え主逝去。 |
昭和57年/1982 | 真明師、第二代教え主就任。 開祖・故萩原真師に「道主」の称号を贈る。 |
昭和58年/1983 | 八王子市裏高尾に「祖霊殿」竣工。 |
昭和61年/1986 | 世田谷区粕谷(千歳烏山)に本部施設「表宮」建立。 |
平成11年/1999 | 那須「月宮」本殿、竣工。 |
平成12年/2000 | 那須「和魂宮」拝殿、組手会館、新祖霊殿、竣工。 「神示 第2集」発刊。 |
平成13年/2001 | イタリア・アッシジにイタリア支部「月宮」が竣工。 |
平成17年/2005 | 3月、前年12月インドネシア・アチェで発生した大地震と大津波で亡くなった30万以上のみ霊の慰霊の運動「鎮め晶」運動、始まる。 6月、大地震から半年後、アチェの海に祈りを込めた水晶1,500個を納める。 |
平成20年/2008 | 八王子市裏高尾の奥宮(直毘宮)に真実球ヒモロギが完成し、遷座のみ祭行われる。 |
平成23年/2011 | 3月11日東日本大震災発生後から「鎮め晶」を「鎮魂晶」と名称を変え、3万個納める運動を展開。 11月より全国の原子力発電所隣接地区に「鎮魂晶」納めを始める。原発事故根絶、将来の核廃絶を念じての祈りを集めた。 |
平成24年/2012 | 真の道創立60年を迎える。 |
平成26年/2014 | 配布された鎮魂晶が3月31日時点で32,385個に。 |
平成27年/2015 | 戦後70年、「不戦 不核 不二」が示される。 |
平成28年/2016 | 東日本大震災五年祭、宮古市にて鎮魂晶納め、熊本地震被災地にも鎮魂晶納めを継続。 天皇陛下ご退位のお気持ち表明を受けて、恙なき皇位継承の祈りを開始。 |
平成29年/2017 | 新涛華宮建立 |
平成30年/2018 | 「なるとひめつたえ」発刊 |
平成31年・令和元年/2019 | 大嘗祭に合わせての宗像大島での祈り |
令和2年/2020 | 「令和願いの祈り」が示される |
令和3年/2021 | 高尾「直毘宮」令和門竣工 |
令和4年/2022 | 二代目教え主就位40周年 |
令和5年/2023 | 二代目教え主引退 |
令和6年/2024 | 三代目教え主就任 |