真の道の教えは、そのすべてが「神示」によって示されたものです。
人が作り出したものではないのです。
神霊界からのメッセージを取り次ぐ役目の「神伝え人」を通して、どうあるべきかが示され、
律が定められ、あらゆる活動、人事についても神示に基づいています。
昔の人びとは自分だけの力ではどうしようもないとき、
ごく普通のこととして神への「祈り」を捧げてきました。
現代社会に生きる人びとの大半は、神を忘れ、「祈り」の力など実感していないかもしれません。
でも、真の道は時空を超える「祈り」の力を知っています。
真の道には、さまざまな行があります。
最も基本的な行は「三真行」と言われる、生活の中での行です。
さらに、「神前で行う祈りの行・祈行」があります。
目的に応じていろいろなかたちがあり、線香を使って行う「香行」が基本の行です。
自然の中で行う行の代表的なものが、「滝行」です。
滝に打たれることで不要なものを祓い、新たな力をいただく行です。
人は身体に痛みを感じた時、
思わず、そこに手を当てるということがあります。
人の手には、自然治癒力を高める力があるのです。
それは誰の手にもある力です。
真の道では、
人の手による癒やしを、「真手」(まなて)と言います。
「真手」は、少し学べば、誰でもできる癒やしの手立てです。
私たちの生きている世界は、目に見えるものだけで
成り立っているのではありません。
背後の見えない世界の影響を受けて、生かされているのです。
み霊の世界におられる祖先の方々を思い、
いつも見守り、支えてくださっていることに感謝しましょう。
真の道では、ご自身の守護霊についても知ることができます。
私たちは知っています。
人は亡くなる状況によっては、
困惑や苦しい思い、怒り、嫉妬の気持ちなど、
後ろ向きな思いを抱えたままでいることがあることを。
そういうふうに亡くなったみ霊には、慰霊の祈りがとても大切です。
「忘れていないよ」「どうぞ安らかに」という祈りが大事です。
そして――慰霊の祈りは、世界平和にまでつながっていくのです。